リスクダイアログボックス

リスクダイアログボックスは、アクセス方法によって異なる目的(作成、変更、読取り専用)に使用されます。

ダイアログボックスは、次のセクションで構成されています。

  • リスクの主要情報とコマンドを提供するヘッダー

  • 常に主要なコマンドと属性を表示する共通セクション

  • ダイアログボックスの右側のボタンを使って自由に追加、削除することができるオプショナルセクション

重要

オプショナルセクションを削除するには、そのセクションのすべての既存オブジェクトを削除しておく必要があります。

リスクダイアログボックスを使って新しいリスクを作成した場合、ダイアログボックスの右下に次のボタンが表示されます。

  • 完了 – リスクの作成を終了し、ダイアログボックスを閉じます。

  • 完了&新規 - リスクの作成を確認し、新規リスクダイアログボックスを開いて次のリスクを作成します。

  • Cancel – リスクを作成せずにダイアログボックスを閉じます。

ヘッダー

ダイアログボックスの上部には、リスクのキーレベル名前ワークフローステータスと次のツールが表示されます。

WorkflowAction

ワークフローアクション

リスクワークフローステータスを変更できます。

FlagBlue

フラグ

リスクにフラグを付けます。

notesUnread22_md.png

注記

新しい注記があるかどうかを示し、クリックすると注記ダイアログボックスを開きます。

MoreVertical

その他

次のコマンドにアクセスできます。

  • ワークフロー履歴ワークフロー情報ダイアログボックスを開きます。

  • 移動 – リスクを別のプロジェクト、ポートフォリオ、ワークパッケージに添付しします。

  • コピー – リスクをコピーします。

  • 削除 - 選択したリスクを削除します。

  • 印刷 – 新しいタブにリスクの印刷用バージョンを表示します。

次の属性も表示されます。

オーナー

そのリスクを処理する担当者の名前です。次の操作が可能です。

  • "オーナー追加"ラベル(あるいはオーナー名)クリックすると、リスク担当者を選択することができます。:実行ユーザー(プロジェクトチームでユーザーと定義されたリソース)、マネージャ1、2、3、読取りユーザー、書込みユーザーのリストから指定するよう要求されます。

  • 削除 (closepopupcirclehover22_md.png)ボタンをクリックするとオーナーフィールドが空白になります。

リスクが添付されている親オブジェクト(プロジェクト、ワークパッケージ、ポートフォリオ)です。親オブジェクトを変更するには、移動コマンドを使います。

タイプ

リスクのタイプです。次の操作が可能です。

  • 添付(EditColor)ボタン(あるいはタイプ名)をクリックするとタイプポップアップが開き、リスクのタイプを選択することができます。

  • 削除(closepopupcirclehover22_md.png)ボタンをクリックするとタイプフィールドが空白になります。:削除ボタンはタイプが必須フィールドではない場合にだけ使用できます。

予測日

リスクが具体化しそうな日です。デフォルトでは、予測日は次の順に自動的に決定されます。

  • タスクの開始日(関連タスクフィールドにタスクが指定されている場合)

  • 期限(定義されていれば)

アクション

選択したリスクに添付されたアクション数とクローズされたアクション数を表示します。

共通セクション

定義

メインセクション」には、次のフィールドがあります。

名前

リスクの名前

タイプ

リスクのタイプです。リスクタイプは、システム管理者がシステムデータワークスペースのワークオブジェクトタブで定義します。

リンク

作業項目に関するURLリンクを入力できます。矢印アイコンをクリックすると、リンクをブラウザーの新しいタブで開きます。

関連タスク

リスクをタスクに添付します。添付することで、そのリスクがガントサイドパネルのワークオブジェクトタブに表示されるようになります。次のアラートが表示されます。

  • ExclamationPointFullRed:予測日がタスクの開始日から終了日の間にないことを示します。

  • ExclamationPointFullAmber琥珀:予測日がタスクの開始日から終了日の間にはありますが、終了日とは一致しないことを示します。

期限

リスクに対応すべき日です。

予測日

リスクが具体化しそうな日です。デフォルトでは、予測日は次の順に自動的に決定されます。

  • タスクの開始日(関連タスクフィールドにタスクが指定されている場合)

  • 期限(定義されていれば)

注記

予測日は、いつでも上書きできます。

コストインパクト

リスクが具体化した場合に、コストに与える影響の大きさです。タスクリスクでは、リスクシミュレーションを行う際にこのコストが考慮されます。

期間インパクト

リスクが具体化した場合に、期間に与える影響(遅延)です。タスクリスクでは、リスクシミュレーションを行う際にこの遅延が考慮されます。

リスクの日付に問題がある場合、次のアイコンが表示されます。

TriangleRed

リスクがクローズされておらず、期限が過ぎていることを示します。

Estimated_in_the_past.png

リスクがクローズされておらず、予測日が過ぎていることを示します。

Planned_Beyond_Due_Date.png

リスクがクローズされておらず、予測日が期限以降であることを示します。

リスク要因

ビューの右側には、選択したリスクに定義されたリスク要因の数が表示されます。

RiskFactorsManage.png

管理ボタンをクリックすると、リスク要因ポップアップが開き、リスク要因を定義することができます。

現在のリスクレベル

現在のリスクレベルセクションには、現在のリスクレベル指標とリスクレベルが表示されます。

RiskCurrentLevel.png

セクションの右下には、次のボタンがあります。

スナップショット履歴ポップアップで初期値として定義されたスナップショットがある場合、セクションの右上に初期値を表示(ShowHide)オプションが表示されます。オンにすると、初期値セクションに記録された初期リスクレベル指標が表示され、現在の値と比較することができます。

編集ボタンをクリックすると、初期値とは異なるスナップショット値を定義することができます。

オプショナルセクション

説明と原因

説明原因セクションには、リスクに関する情報を記入できるリッチテキストセクションがあります。

軽減策

軽減策セクションには、リスクが軽減された場合のリスクレベル指標とリスクレベルが表示されます。

現在にコピーボタンをクリックすると、軽減リスクレベル指標が現在のリスクレベルセクションのフィールドにコピーされます。

リッチテキストフィールドに、軽減策の説明を入力することができます。

軽減策ボタンをクリックすると、軽減策ポップアップが開き、リスクを軽減する(つまり軽減リスクレベルに到達する)ために取るべきアクションと項目を定義することができます。

対応策

対応策セクションには、対応策が実行された場合のリスクレベル指標とリスクレベルが表示されます。

リッチテキストフィールドに、対応策の説明を入力することができます。

対応策ボタンをクリックすると、リスク対応策ポップアップが開き、リスクの悪影響を限定するために実行すべきアクションや項目を定義することができます。

コネクション

コネクションセクションには、選択したリスクと他のオブジェクトとの関連に関する情報が示されます。

注記

リスクのコネクションに関する詳しい説明は、リスクのコンセプトのリスクのライフサイクルをご覧ください。

それぞれのコネクションは、コネクトされたオブジェクトの種類、IDタイプ説明受任者ワークフローステータスを示すカードとして表現されます。

次のツールを利用できます。

NewProject

作成して接続

新しいオブジェクトを作成し、それを自動的に現在のリスクにコネクトします。

:リスクがクローズされており、クローズする際に"これ以上のアクションなし"を選択していると、“作成して接続”コマンドをクリックした時に別のオプションが表示されます。

ConnectionColor

既存に接続

現在のリスクを別のオブジェクトにコネクトします。

:バックログ項目オプションは、選択したプロジェクトにバックログ項目がある場合にだけ表示されます。

MoreVertical

その他

次のコマンドにアクセスできます。

  • コネクション削除 – 選択したコネクションを削除します。

  • コネクション詳細 – コネクション作成者の名前と作成日を示すポップアップが開きます。

アクション

アクションセクションには、選択したリスクとアクションとの関連に関する情報が示されます。次のアクションの作成とレビューを行うことができます。

  • アクション(軽減策) – アクションの“リスクアクション”フィールドが“軽減策”として定義されているアクションです。

  • アクション(対応策) – アクションの“リスクアクション”フィールドが“対応策”として定義されているアクションです。

  • アクション – アクションの“リスクアクション”フィールドが空白のアクションです。

注記

アクションのコネクションに関する詳しい説明は、アクションのコンセプトをご覧ください。

アクションのキータイプ名前受任者ステータスが表示されます。

次のコマンドを使うことができます。

NewProject

作成して接続

アクションダイアログボックスを開き、選択したリスクにコネクトされる新しいアクションを作成します。

ConnectionColor

既存に接続

グローバルアクションリストを開き、リスクにコネクトする既存アクションを選択します。

DeleteRed

コネクション削除

選択したアクションコネクションを削除します。このコマンドを使うには、少なくとも1つの関係を選択(ボックスをチェック)する必要があります。

添付

添付セクションでは、スプレッドシートを使ってプロジェクトに関する情報をURLリンクとして添付することができます。添付の種類(スプレッドシート、ドキュメント、画像など)は問いませんが、Sciformaデータベースには格納されません。

注記

添付セクションは、システム管理者がシステム設定ワークスペースのワークマネジメント設定フォルダーの表示設定タブで対応するオプションをオンにしている場合にだけ表示されます。

スプレッドシートには、タイプ起案者名前URLが表示され、シート内で直接編集することができます。

次のコマンドを使うことができます。

NewProject

新規

新しい添付を作成します。

ConnectionColor

既存に接続

グローバル添付リストを開き、リスクにコネクトする既存の添付を選択します。

DeleteRed

コネクション削除

選択した添付関係を削除します。このコマンドを使うには、少なくとも1つの関係を選択(ボックスをチェック)する必要があります。