リスクシミュレーション全画面ビューでは、プロジェクトマネージャはプロジェクトコストと期間に対するリスクの影響を評価することができます。
シミュレーションシナリオタブには、リスクを組合せたシナリオを作成できるスプレッドシートが表示されます。
シミュレーションでは、クローズされていないタスクリスクだけを考慮します。
シミュレーションシナリオは、以下の属性で定義されます。
シナリオの名前
リスク – シナリオで考慮されるタスクリスクのリスト
発生確率 チェックボックス) – プロジェクトのコストと期間へのインパクトの計算にリスクの 発生確率を考慮するかどうか
プロジェクトコストインパクト – シナリオに含まれるリスクのコストインパクトの合計。発生確率(チェックボックス)がチェックされていると、プロジェクトコストインパクトの計算での各リスクのコストインパクトは発生確率に従った値となります。
計画スリップ – プロジェクトに追加されるかもしれない期間。このフィールドは、シナリオ実行コマンドをクリックすると自動的に計算されます。
計画スリップは、タスクがクリティカルパスかどうかによって各タスクリスクの期間インパクトをシミュレーションする必要があるため、リアルタイムには計算できません。
次のツールを利用できます。
新規 | スプレッドシートに新しい行を追加し、新しいシナリオの属性を定義することができます。 | |
削除 | 選択したシナリオを削除します。このコマンドを使うには、少なくとも1つのシナリオを選択(ボックスをチェック)する必要があります。 | |
メニュー | 次のコマンドにアクセスできます。
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チャート表示オプション()をオンにすると、ビューの上部にチャートセクションが表示されます。
画面左側のフォルダーで期間インパクトあるいはコストインパクトチャートを選ぶと、対応するチャートが表示されます。各シナリオのプロジェクト期間とコストへの影響が表示されるので、どれが最良のシナリオかを選ぶことができます。
スケジュールインパクトタブには、現在のプロジェクトの各タスクに対する選択したシナリオの(最終実行時の)インパクトを検討できるガントビューが表示されます。
このガントビューでは、(選択したタスクに) 要約、 Scroll Into View 、ズーム調整 のコマンドを実行できます。 このガントビューでは、(選択したタスクに)[→Summarize]、[→Scroll Into View]、[→Zoom Controls]のコマンドを実行できます。
ガントビューの上にある選択したリスクシナリオフィールドで、表示するシナリオを切り替えることができます。
ガントビューの紫の記号は、選択したリスクシナリオのクリティカルパスを考慮したタスクのポジション(開始日と終了日)を示します。