コストトランザクションダイアログボックスでは、選択したプロジェクトに設定されたすべてのトランザクションコストの表示と編集を行います。
トランザクション利得は、プロジェクトセンターワークスペースのプロジェクトカード、財務タブ、利得ビュー(利得タイルの編集ボタンをクリック)で表示、編集します。
トランザクションは、プロジェクトに必要な資金およびプロジェクトからの収入を見積り、計画するために使用します。トランザクションは、リソースや費目の利用計画とは異なります。
コストトランザクションビューの上部には、フィルター適用と並べ替えツールがあります。
フィルターポップアップには、次のフィルターフィールドが表示されます。
ステータス | 指定したステータスのトランザクションだけを表示します。 |
タイプ | 指定したタイプのトランザクションだけを表示します。 |
期限超過トランザクションのみ表示 | 日付が今日より前で、ステータスが“実績”のトランザクションだけを表示します。 |
領域外のトランザクションのみ表示 | 日付が次の期間のトランザクションだけを表示します。
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コストセンター | 指定したコストセンターのトランザクションだけを表示します。 |
トランザクションモード | 日付トランザクションだけ、分散トランザクションだけ、あるいは両方を表示できます。 注:このオプションは、システム設定ワークスペースのプロジェクト設定フォルダーの表示設定タブのプロジェクト財務セクションでトランザクションモード設定が"両方"に設定されている場合にだけ表示されます。 |
最小 | 金額が入力した値以上のトランザクションだけを表示します。 |
最大 | 金額が入力した値以下のトランザクションだけを表示します。 |
これより前 | 日付が指定した日より前のトランザクションだけを表示します。 |
これより後 | 日付が指定した日より後のトランザクションだけを表示します。 |
次の表示オプションがあります。
トランザクションスプレッドシートには、親(タスクあるいはプロジェクト)、タイプ、継承コストセンター、ステータス(分散トランザクションの場合は完了日)、日付、ベースライン、金額、総額のトランザクション属性が表示されます。
スプレッドシートには、種類が"コスト"のトランザクションだけが表示されます。
トランザクションのタイプは、システム管理者がデザイナーのタイプビューで定義します。
分散トランザクションスプレッドシートには、次のツールがあります。
新規 | 次のコマンドにアクセスできます。
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削除 | 選択したトランザクションを削除します。このコマンドを使うには、少なくとも1つのトランザクションを選択(ボックスをチェック)する必要があります。 | |
反復トランザクション挿入 | コストが繰り返し発生する場合、すべてを手動で入力せずに、反復トランザクション挿入コマンドを使って、同時に複数のトランザクションを作成することができます。プロジェクトあるいはタスクのどちらのレベルに作成するかを選択すると、反復トランザクション挿入ダイアログボックスが開きます。 | |
編集 | トランザクションダイアログボックスを開きます。 |
チャートを表示スイッチをオンにすると、2つのチャートが表示されます。
タイプ別ブレークダウン – トランザクションのタイプごとの取引額を表示します。
時系列ブレークダウン – 時系列ごとのトランザクション取引額を表示します。表示期間ツールバーで選択した期間と間隔にしたがって表示されます。
分散トランザクションダイアログボックスは、スプレッドシートボタン(財務ワークスペースのコストトランザクションダイアログボックスの右上)をクリックすると表示されます。
分散トランザクションは、Sciforma 2020.11で導入された新しい機能です。日付ベースの従来のトランザクションとは異なり、分散トランザクションでは期間配分された金額を扱います。
分散トランザクションは、システム設定ワークスペース>プロジェクト設定フォルダー>表示設定タブ>プロジェクト財務セクションで、管理者が"トランザクションモード"設定を"分散"または"両方"に設定した場合にのみ利用できます。
("コストとして含める"オプションが有効な場合に)期間配分された金額を"実コスト"と"残コスト"の計算に組み込むには、トランザクションの完了日を入力します。
分散トランザクションスプレッドシートには、プロジェクト名、タスク名(あれば)、トランザクション名、タイプ、コストセンター、完了日が表示されます。
右側には、各トランザクションの分散額が表示されます。ダイアログボックスの右上にある表示期間ツールバーを使って、表示する期間を自由に変更することができます。