予算タブでは、ポートフォリオの予算を定義し、ポートフォリオ内のプロジェクトの予算を管理することができます。予算はコストセンターで表現され、コストセンターの予算はシステム管理者が定義したオプションにしたがってコストあるいは工数で定義されます。したがって表示するコストセンターのタイプによって、ビューが変わります。
予算タブには、次の表示モードがあります。
 | ポートフォリオ予算 | ポートフォリオのコストセンター予算を管理します。 |
 | プロジェクト予算 | 選択したポートフォリオのプロジェクトのコストセンターを管理します。 |
ポートフォリオ予算モード()では、ポートフォリオマネージャやPMOがポートフォリオレベルでの予算を定義します。このビューで定義したコストセンターが、選択したポートフォリオに含まれるプロジェクトで利用できるコストセンターになります。
ポートフォリオ予算モードには、次のフィルターと表示オプションがあります。
コストセンター | ビューに選択したコストセンターだけを表示します。 | |
タイプ | 指定したタイプのコストセンターだけを表示します。 | |
プロジェクトデータ | ポートフォリオ予算モードでプロジェクト予算(デフォルト)あるいはコスト(あるいは工数)を表示します。 | |
 | 工数表示 | 入力されたままの工数(“定義通り”)と換算額(“コストとして”)のどちらを表示するかを選択できます。 注記 このオプションは、混合予算タイプ(コストと工数コストセンターの両方)が有効な場合にだけ選択できます。 |
 | 非アクティブを表示 | ステータスが非アクティブなコストセンターの表示/非表示を切り替えます。 |
| チャート | チャートセクションを表示します。 |
予算シミュレーション機能が有効な場合、シミュレーションサンドボックスボタンをクリックすると予算シミュレーション全画面ビューが表示されます。
このボタンは、状況によって次のように表示されます。
背景が白 – オープンされているシナリオがないことを示します。
背景が青 – オープンされているシナリオがあることを示します。
コストと工数の両方のコストセンターを使っている場合、ポートフォリオ予算スプレッドシートにはタイプ別にコストセンターが表示されます。各コストセンターの予算合計と期間別の予算が表示期間ツールバーで選択した期間と間隔にしたがって表示されます。
スプレッドシートの一番下には、(換算額として計算された)各期間のコスト予算と工数予算の合計がポートフォリオ予算合計として表示されます。
“プロジェクトデータ”ピックリストからオプションを選択すると、各コストセンターの下にタイプするプロジェクトの期間別予算あるいは総コストも表示されます。
この場合、ポートフォリオコストセンターの予算とプロジェクトの総コストあるいは総工数と予算の差が色指標を使って表示されます。
ビューの右下の凡例(
)ボタンをクリックすると、色指標の凡例を見ることができます。
色指標は、システム管理者がシステム設定ワークスペースの一般設定フォルダーの色指標タブのコスト設定で定義します。
次の予算管理ツールを利用できます。
 | 新規 | スプレッドシートに新しいコストセンターを追加します。コストセンターの各期間に金額を入力することができます。 注記 ステータスがアクティブなコストセンターだけが表示されます。 |
 | 削除 | 選択したコストセンターを削除します。このコマンドを使うには、少なくとも1つのコストセンターを選択(ボックスをチェック)する必要があります。 |
 | 詳細 | コストセンター要点ダイアログボックスを開きます。 |
 | 自動スクロール | 予算額がある最初の期間を表示します。 |
 | データ移動 | 選択した期間の値を前後の期間に移動します。このコマンドを使うには、少なくとも1つのコストセンターを選択(ボックスをチェック)する必要があります。 |
 | 保留を適用 | 適用された予算シミュレーションを使ってスプレッドシートを更新します。詳しい説明は、予算シナリオを適用コマンドの説明をご覧ください。 |
プロジェクトからコストセンターを更新(
)コマンドも表示されます。選択したポートフォリオフォルダーのプロジェクトに(財務ワークスペースで)既にコストセンターが定義されている場合、このコマンドでそのコストセンターと定義されている値をスプレッドシートにインポートすることができます。
コマンドをクリックすると、プロジェクトのコストセンターをインポートする期間を指定するよう要求されます。
全期間 | プロジェクトのコストセンターデータを最も早い値から最も遅い値までインポートします。 |
今日から | プロジェクトのコストセンターデータを今日から最も遅い値までインポートします。 |
カスタム | 考慮する期間の開始日と修曜日を指定することができます。 |
この処理では、既存の値が上書きされる場合があります。
プロジェクト予算モード()は、ポートフォリオフォルダーに含まれるプロジェクトの予算を管理するのに必要なすべてのツールをポートフォリオマネージャに提供します。
このビューには、選択したポートフォリオフォルダーに含まれるすべてのプロジェクト(実バージョン)がリストアップされます。
プロジェクト予算モードには、次の表示オプションがあります。
| 工数表示 | 入力されたままの工数(“定義通り”)と換算額(“コストとして”)のどちらを表示するかを選択できます。 注記 このオプションは、混合予算タイプ(コストと工数コストセンターの両方)が有効な場合にだけ選択できます。 |
 | コストセンター | ポートフォリオコストセンターのブレークダウンを表示します。 |
| 非アクティブを表示 | ステータスが非アクティブなコストセンターの表示/非表示を切り替えます。 |
コストセンター()表示オプションがオフの場合は、プロジェクト予算スプレッドシートには選択したポートフォリオフォルダーのプロジェクトが種類別にリストアップされます。
プロジェクトごとに、名前、マネージャ1、予算、総コスト、予測(あれば)、最新スナップショットが表示されます。
予算、総コスト、予測コスト(あれば)のそれぞれについて最新のスナップショットとの差が色指標を使って表示されます。
ビューの右下の凡例()ボタンをクリックすると、色指標の凡例を見ることができます。
色指標は、システム管理者がシステム設定ワークスペースの一般設定フォルダーの色指標タブのコスト設定で定義します。
次のツールを利用できます。
スナップショットスイッチボタン | オフの場合、プロジェクトの財務ワークスペースでスナップショットを作成できません。 | |
予算編集スイッチボタン | オフの場合、プロジェクトの財務ワークスペースでコストセンターを編集できません。 | |
 | 注記 | 新規注記があるかどうかを示し、注記ダイアログボックスを開きます。 |
 | 詳細 | 次のオプションにアクセスできます。
|
コストセンター()表示オプションがオンの場合、スプレッドシートには期間別のポートフォリオコストセンターが表示され、プロジェクトによる予算の使用状況を確認することができます。
ポートフォリオコストセンターごとに、そのコストセンターを割り当てられたプロジェクトと予算が表示されます。
プロジェクトの総コスト/総工数(読取り専用)あるいは予算(編集可)を使って、コストセンター別のポートフォリオ予算を比較することができます。
プロジェクトデータのピックリストで選択したオプションにしたがって、予算の代わりに(予算タイプ設定で定義された)コストあるいは工数の値が表示されます。
ポートフォリオ予算とプロジェクトの値の差が色指標を使って表示されます。
ビューの右下の凡例()ボタンをクリックすると、色指標の凡例を見ることができます。
色指標は、システム管理者がシステム設定ワークスペースの一般設定フォルダーの色指標タブのコスト設定で定義します。
自動スクロール()ボタンをクリックすると、スプレッドシートに値が登録されている最初の期間が表示されます。