XMLから更新

第三者からのタスクデータを既存のSciformaプロジェクトにインポートする際は、XML更新シナリオを使ってどのXMLタグでどのフィールドを更新するかを決定します。

XMLタグ(データソース)は、リストから選択するか、直接入力します。対応するSciformaタスクフィールド(ターゲット)は、タスク分類のすべての編集可能な(組み込みおよびユーザー設定)フィールドをリストアップしたドロップダウンから選択します。

XML更新シナリオは、システム管理者がデザイナーのXML更新シナリオビューで定義します。

XML更新シナリオは、XMLファイルの値をSciformaの編集可能な組み込みフィールドにマップします。

例えば、終了日フィールドはSciformaの編集可能な組み込みフィールドで、タスクがいつ終了するかを表します。XML更新シナリオは、ベンダーの最終日の値をSciformaのタスクの最終日フィールドにマップし、結果としてタスクの期間も更新されます。タスクの割り当てデータも配分タイプに従って更新されます。この処理の結果は、エンドユーザーが最終日フィールドに手動で入力した値と比較できます。

タスクの開始日のような読み取り専用の組み込みフィールドは、エンドユーザーが編集できないフィールドですので、XMLインポートでも更新できません。Sciformaでのタスクの実開始日を更新したい場合は、実開始日フィールドをマップに含めます。

XMLから更新ボタンをクリックすると、[XMLから更新]ダイアログボックスが開き、フィールドのマッピングに使用するシナリオと更新に使用するXMLファイルの場所を指定することができます。

XMLから更新処理の結果は、タスクフィールドに手動で値を入力した場合と同じです。指定したXMLファイルの値でSciformaのタスクフィールドが更新されると、Sciformaのワークスペースやガントチャート、フォーム、式などで使用できます。

定義済みのXML更新シナリオは2つです。

  • 組み込みフィールドの更新

  • MSPフィールドの更新

組み込みフィールドの更新

このシナリオは、Microsoft ProjectなどのデータでSciformaプロジェクトを直接更新する場合に使用します。

XMLタグ

タスクフィールド

Start

最短開始日

Finish

終了日

WBS

WBS

PercentComplete

完了率

ActualStart

実開始日

ActualFinish

実終了日

PercentWorkComplete

物理完了率

Priority

平準化優先度

注記

XMLファイル内のタスクがSciformaに存在せず、作成するオプションを選択している場合、新しいタスクが#フィールドの対応する値で作成され、フィールドマッピングが適用されます。

MSPフィールドの更新

次のマッピングが定義されています。

XMLタグ

タスクフィールド

Start

MSP開始日

Finish

MSP終了日

PercentComplete

MSP完了率

Microsoft Projectからのデータのプレースホルダーとして、3つのMSPフィールドが追加されています。これは、Sciformaプロジェクトのステータスを変更せずに、日付と進捗データを記録して比較するためです。