バッファの挿入コマンドを実行すると、[バッファの挿入]ダイアログボックスが開き、プロジェクトバッファと合流バッファのサイズの計算に使用するオプションを指定することができます。
[バッファの挿入]ダイアログボックスでは、クリティカルチェーンプロジェクトのプロジェクトバッファと合流バッファのサイズを自動的に計算する際のオプションを指定します。
クリティカルチェーンプロジェクトでは、バッファタスクを追加するまではスケジュールに一切の余裕がありません。
バッファのサイズを計算する方法を3つの中から選択します。
分散の積和の平方根 | タスクの安全期間と期間の差の自乗の合計の平方根を計算します。 |
安全余裕の割合 | 各タスクに指定された安全期間と期間の差に指定されたパーセンテージを適用します。 |
期間の割合 | 各タスクに指定された期間にパーセンテージを適用します。適用する数値をボックスに入力します。 |
定数加算 | バッファに自動的に追加する時間を指定します。自動計算によって十分な安全余裕期間が取れない場合でも、少なくとも最小の安全余裕をプロジェクトに持たせることができます。 |
数値の丸め | 挿入するバッファの期間をどの単位(分、時、日、週、月、年)で丸めるかを指定します。例えば、計算結果として3週間のプロジェクトバッファが必要な場合、数値の丸めに月が指定されていれば、1ヶ月のプロジェクトバッファが追加されます。 |
ぶらさがりチェーンオプションでは、後続タスクのないタスク、つまりクリティカルチェーンに合流しないタスクに対する安全期間の設定方法を指定します。
プロジェクトバッファへの接続 | ぶらさがりチェーンをプロジェクトバッファに接続します。ぶらさがりチェーンとプロジェクトバッファの間には、安全余裕として合流バッファが挿入されます。 |
追加プロジェクトバッファの挿入 | ぶらさがりチェーンの安全余裕期間となる別のプロジェクトバッファを追加します。 |