マスター計画ワークスペース

マスター計画ワークスペースは、部門の主要プロジェクトを簡単に素早く監視できる手段をエグゼクティブに提供します。

マスター計画ワークスペースでは、次の処理を行います。

  • (複数のプロジェクトを選択して)マスター計画を構築する。

  • (ガントビューで)プロジェクトの相互関係を理解する。

  • 最後の同期以後の変更を素早く把握する。

  • (KPIで)プロジェクトの状態を分析する。

  • プロジェクト要点で詳細をレビューする。

  • 必要に応じて特定のプロジェクトにドリルダウンする。(プロジェクト属性の編集も可能)

Master_planning_workspace.png

マスター計画ワークスペースは、次の部分で構成されています。

  1. メインツールバー

  2. ガントツールバー

  3. ガントスプレッドシート

  4. ガントチャート

  5. サイドパネル

メインツールバー

画面上部に表示されるメインツールバーには、プロジェクトの主要な情報とコマンドが表示されます。

マスター計画ワークスペースで使用できるボタンは、次の通りです。

NewProject

新規

新しいプロジェクトオブジェクトを作成します。

Publish

公開

現在のプロジェクトのすべての変更を公開するコマンドです。ただし、現在のプロジェクトがプロジェクトの実バージョンの場合に限ります。

EditColor

編集

プロジェクト管理ダイアログボックスを開きます。

BaselineSave

ベースライン管理

ベースライン保存ダイアログボックスを開きます。

WorkflowAction

ワークフローアクション

プロジェクトに関連付けられたワークフロー操作を行い、ワークフローステータスを変更します。

WorkflowHistory

ワークフロー

ワークフロー情報ダイアログボックスを開きます。

MoreHorizontal

その他

次のコマンドにアクセスできます。

  • 名前を付けて保存 – プロジェクトを実バージョン、暫定バージョン、テンプレートのような異なるバージョンで保存することができます。

  • 無効化 – プロジェクトのステータスを"非アクティブ"にします。データベースから消去できるプロジェクトは、"非アクティブ"なプロジェクトだけです。

  • すべてのバージョンを無効化 – プロジェクトのすべてのバージョンのステータスを"非アクティブ"にします。

  • 有効化無効化コマンドを取り消します。

StatusReports.png

ステータスレポート履歴

ステータスレポート履歴全画面ビューを開きます。

ガントツールバー

マスター計画ワークスペースで使用できるボタンとオプションは、次の通りです。

addnewbluecircle_22_md.png

追加

次のコマンドにアクセスできます。

  • プロジェクト挿入:マスター計画に追加するプロジェクト(公開バージョン)を選択します。複数のプロジェクトを選択できます。

  • タスク挿入:マスター計画に追加する(公開プロジェクトの)タスクを選択します。複数のタスクを選択できます。挿入されたタスクには、"タスク名(親プロジェクト名)"の名前が付けられます。

注記

オブジェクトが追加されると、マスター計画内にタスクとして表示され、対応するコピー依存が作成されます。

Group__2_.png

削除

選択したプロジェクトあるいはタスクをマスター計画から除外し、依存を削除します。

SummarizeGrey

表示タスク階層の指定

要約コマンドをクリックすると、ガントビューツールバーに表示タスク階層の指定ダイアログボックスが表示され、ガントチャートに表示する詳細レベル(子タスクのレベル数)を指定することができます。

scrollintoview_monochrome22_md.png

自動スクロール

選択したタスクが表示されるよう、ガントチャートの表示領域を自動的にスクロールします。

FilterGrey

フィルター

ガントフィルターダイアログボックスを開き、組み込みフィルターを使ってプロジェクトタスクを絞り込むことができます。

GanttZoom1.png

ズーム調整

ガントチャートのグラフィックを拡大/縮小するために使います。

ガントスプレッドシート

ガントスプレッドシートには、#名前期間開始日終了日のタスク属性が表示されます。

暗示的な選択

暗示的なタスク選択は、1つのセルあるいはShiftキーを使ったり、マウスのドラッグによって複数のセルを選択する方法です。暗示的にタスクを選択する場合、次の点に注意してください。

  • タスクは、対応するセルをクリックすることで選択されます。

  • コマンドは選択したタスクにだけ実行されます。

  • コピーと切り取りは、選択したタスク全体に実行されます。

  • 隣接したタスクだけを選択できます。例えばタスク1から5までが順番に並んでいる場合、タスク2とタスク3を選択せずに、タスク1とタスク4を同時に選択することができません。

GanttImplicitSelection.png

明示的な選択

明示的なタスク選択は、スプレッドシートの左端のチェックボックスをチェックしてタスクを選択する方法です。明示的にタスクを選択すると、次の処理が行われます。

  • 左端のチェックボックスがチェックされ、タスクが選択されます。

  • コマンドは選択したタスクにだけ実行されます。

  • コピーと切り取りは、選択したタスク全体に実行されます。

  • 隣接していないタスクでも選択できます。

GanttExplicitSelection.png
注記

タスクを明示的に選択すると、スプレッドシートの左端のチェックボックスの背景が青に変わります

コピー、切り取り、貼り付けについて

ブラウザーのセキュリティによって、ユーザーのクリップボードへのアクセスがブロックされるため、Sciformaと別のソフトウェア間のコピー&ペーストには次のキーボードショートカットを使うことを強くおすすめします。

  • コピー:Ctrl + C

  • 切り取り:Ctrl + X

  • 貼り付け:Ctrl + V

注記

Sciforma内でのコピー、切り取り、貼り付けは、組み込みコンテキストメニュー(右クリック)を使うことで実行できます

コピー、切り取り、貼り付けコマンドでは、一度に100までのタスクを作成できます。

ガントチャートの行を貼り付ける際は、次のことに注意してください。

  • ガントチャートの最後の空白行に貼り付けを行うと、コピーあるいはカットされたタスクはすべてガントの最後のタスクの後に追加されます。

  • 暗示的に選択された複数の行を貼り付ける場合は、同じ数の空白行をあらかじめ作成しておく必要があります。空白行を作成していない場合、既存の行が上書きされます。

  • 明示的に選択された複数の行を貼り付ける場合は、自動的に新しい行が作成され、選択したタスクの上に挿入されます。

  • 明示的な貼り付けでは、割り当ても貼り付けられます。

注記

コピー、切り取り、貼り付けは、暗示的な選択(セル単位)と明示的な選択(行全体)で動作が変わることに注意してください。

ドラッグ&ドロップ機能

ドラッグ&ドロップ操作で、ガント内のタスクの位置を変更することができます。移動できるのは、1つあるいは隣接した複数のタスクだけです。

タスクのチェックボックスの左にあるハンドルエリアでマウスの左ボタンをクリックし、1つのタスクあるいは選択したタスク範囲をつかみます。

GanttDragDrop1.png

マウスをドラッグすると、スプレッドシートに選択したタスクがドロップされる場所を示す青い線が表示されます。ドラッグを続けると、スプレッドシートが自動的にスクロールします。

GanttDragDrop2.png

マウスボタンを放すと、青い太い線で示された場所にタスクがドロップされます。

注記

ドラッグ中にEscキーを押すと、操作がキャンセルされます

組み込みコンテキストメニュー

選択したタスクを右クリックすると、コピー切り取り貼り付け削除インデントアウトデント前に挿入後に挿入のコマンドが表示されます。

BuiltInContextMenu1.png
注記

コピー、切り取り、貼り付けは、暗示的な選択(セル単位)と明示的な選択(行全体)で動作が変わることに注意してください。

注記

複数のタスクが選択されている場合、前に挿入後に挿入コマンドでは選択しているタスクの数が表示されます。コマンドを実行すると、その数のタスクが挿入されます

スプレッドシートの下にある“タスク追加”ボタンをクリックすると、タスクリストの最後に新しいタスク行が10行追加されます。

GanttAddMoreTasks.png

ガントチャート

ガントチャートは、プロジェクトのスケジュールを図式化したものです。ガントチャートは棒グラフの一種であり、リソース、マイルストン、タスク、依存関係など、プロジェクトの要素の開始日と終了日を示します。

グラフィック枠の凡例

ガントチャートの凡例は、次の通りです。

情報

表示内容

クリティカルチェーン上のタスク

GanttChartCC.png

親タスク

GanttChartParent.png

トータルフロートのあるタスク

GanttChartTotalFloat.png

フリーフロートのあるタスク

GanttChartFreeFloat.png

ネガティブフロートのあるタスク

GanttChartNegative.png

開始遅延

GanttChartStartDelay.png

タスクの完了部分

GanttChartCompleted.png

タスクのベースライン(現在のベースライン)

GanttChartBaseline.png

マイルストンベースライン(現在のベースライン)

GanttChartMilesoneBaseline.png

現在日

GanttChartAoD.png

最短開始日

Start_No_Earlier_Than.png

強制開始日

Must_Start_On.png

終了期限

Required_Date.png

デッドライン

Deadline2.png

サイドパネル

マスター計画ワークスペースのサイドパネルは、タスク選択によって変わります。

タスクを選択していない場合

マスター計画ガントスプレッドシートでタスクを選択していない場合、サイドパネルにはマスター計画に含まれるプロジェクトがカードとしてリストアップされます。

Project_Card.png

それぞれのカードには、種類、プロジェクトの名前、タスクの名前(あれば)、ヘルススコア完了率マネージャ1が表示されます。

設定

表示できるプロジェクトカードの最大数は、システム管理者が"スケジューラー最大タスクカード数設定"オプション(システム設定ワークスペースの一般設定フォルダーの表示コントロールタブ)で設定した数値になります。

パネル上部の並べ替え(SortBy)表示オプションを使い、プロジェクトをアルファベット順(デフォルト)やヘルススコア順(昇順)に並べ替えることができます。

ヘルススコアをクリックすると、色指標の説明を含むヘルススコアの詳細が表示されます。

ソースプロジェクトの名前をクリックすると、対応する要点ダイアログボックスが開きます。

カードの詳細ラベルをクリックすると、サイドパネルがプロジェクトレベルまでドリルダウンされ、(タスクが選択されている場合と同様の)ソースプロジェクトと依存に関する情報が表示されます。

対応するターゲットオブジェクトと同期されていないタスクがある場合、パネルの下にSync_All_button.pngボタンが表示され、依存を同期することができます。

タスクが選択されている場合

選択したタスクが依存を使って別のプロジェクト(あるいはタスク)にリンクされている場合、サイドパネルにはソースオブジェクトと依存に関する詳細な情報が表示されます。

Project_Task_selected.png

スプレッドシートには、プロジェクトの名前ワークフロー操作、タスクの名前(あれば)、マネージャ1完了率総工数ベースライン工数総コストベースラインコストタイプヘルススコアが表示されます。

ヘルススコアをクリックすると、色指標の説明を含むヘルススコアの詳細が表示されます。

サイドパネルの下部には、ヘルススコアの分類(期間、コスト、品質)別の詳細が表示されます。疑問符アイコン(Help)をクリックすると、スコアの詳細な定義が表示されます。

パネルのフッターにある凡例ラベルをクリックすると、ヘルススコアの色指標の凡例を見ることができます。

設定

ヘルススコアの色指標の範囲は、システム管理者がシステム設定ワークスペースの一般設定フォルダーの色指標タブで設定します。

パネルのフッターにあるフォーカスFocusBlue.pngボタンをクリックすると、プロジェクトのフォーカスモード全画面ビューが表示されます。

注記

プロジェクトフォーカスモード全画面ビューでは、プロジェクトワークスペースと同じ機能を使うことができます。詳しい説明は、関連トピックをご覧ください。