XMLデータ交換

XMLデータ交換

プロジェクト情報の記録とSciforma情報のシステム間の転送にはXMLファイルを使います。

エクスポートシナリオを使って、チームメンバーがSciformaデータをXML経由で転送する際に使用するパターンをカスタマイズすることができます。

カスタムエクスポートシナリオを定義することで、Sciformaから取り出すデータを別のアプリケーションやリポジトリーの要件に合わせることができます。3つのビューを使って、エクスポートするXNLファイルに含める、あるいは除外する個別ノード(フィールド)を指定することができます。出力に含めるフィールドについては、シナリオでSciformaの既存データを書き込むかどうかも指定できます。

XML更新

SciformaをPPMツールとして利用する場合、Sciformaを使わない第三者とスケジュール情報を交換する必要があることが考えられます。

例えば、第三者はMicrosoft Project (MSP)を使っている場合などです。

Sciformaでは、Microsoft Project がサポートしていない機能も提供しています。例えば、Sciformaのソフト割り当てはMicrosoft Projectではサポートされていません。

異なる機能を持った2つのツールですので、MSPプロジェクトをSciformaでスケジュールしたり、SciformaプロジェクトをMSPでスケジュールすることはできません。

したがってMicrosoft Project (MSP)とSciformaでのデータ交換方法は、両システム間でタスクオブジェクトを転送するのではなく、タスクフィールドの値を転送することになります。

タスク情報はXMLファイル形式でSciformaからMSPにエクスポートされます。このファイルはMSPにインポートされ、表示、編集されます。MSPで行った新規スケジュールあるいはスケジュール更新は、XMLファイルでSciformaにインポートされ、既存のSciformaプロジェクトが更新されます。あらかじめ定義されたXML更新シナリオにしたがい、XMLファイルに書かれた値を使ってSciformaのタスクフィールドが更新されます。

SciformaとMicrosoft Projectで共通して使用されるタスク番号(#)フィールドにより、タスクを識別します。つまり、特定の#番号のタスクデータは同じ#番号のタスクデータとしてインポートされるということです。Microsoft Projectには、XMLファイル経由でのプロジェクト更新機能があります。#フィールドはこれにも使用されます。データがSciformaのタスクフィールドにコピーされると、Sciformaプロジェクト内に保存され、比較ができるようになります。Sciformaに取り込まれたデータは、通常のタスクフィールドの値として扱われます。