プロジェクトワークフロー

企業により組織構造は大幅に異なります。組織構造や製造する製品、提供するサービスによっても、プロセスは大きく変わります。

プロセス重視の環境では、会話による連絡は信頼の高いものではありませんし、するべき作業を個人のノウハウに頼ることも適切とは言えません。

クリティカルなプロセスでは、一人あるいは数名のユーザーをタスク完了の責任者として明白に任命すること、そのタスクの成果と責任を次のステップおよびユーザーあるいはグループに引き継ぐことが必要です。

一般的に、書面に記載された詳細なプロセスに従い、それを準拠することが求められる企業もあれば、言葉による命令、トレーニング、徒弟関係の指導などによって、それぞれがすべき作業を認識すべきだという企業もあります。こういった環境で、そのプロセスが書面に書かれているかいないかに関わらず、それぞれの段階ごとに各自が果たすべき役割を知っていることが要求されています。

Sciformaのワークフロー機能を使うことで、プロジェクト、タスク、ユーザー定義の分類などのステータスの一連の変化をトレースし、それぞれのステータスにおける権限、実行者、承認ルール、自動アクション、通知を定義することができます。これらのパラメーターを組み合わせることで、企業のプロセスをキャプチャーし、手動で規則を強制することからユーザーと管理者を解放します。

設定

ワークフローは、システム管理者が定義します。

Workflow.png

Sciformaのワークフローは、ステータスとステータス間をつなぐパスを定義、制御、有効化することで、企業独自のプロセスを実装します。ワークフローステータスは、ワークフロー全体の中でのオブジェクト(プロジェクト、ドキュメント、課題など)の状態をステップとして表現するものです。ステータスは、特定の条件が満たされた時にオブジェクトが移動するステータス間を結ぶパスで関連付けられます。

Sciformaには、次のワークフロー関連のフィールドがあります。

  • ワークフロー前のステータス - 現在のワークフローステータスの直前のステータスを示します。

  • ワークフロー操作 – フィールドには、プロジェクトの現在のステータスが表示されます。

  • ワークフロー前のステータス - 現在のワークフローステータスの直前のステータスを示します。

警告

オブジェクトにワークフローが設定されている場合、ワークフローで定義された権限が適用されます。オブジェクトの権限フィールドは考慮されません。