依存

プロジェクトの依存関係とは、2つ以上のプロジェクトがお互いにある種の関係にある(何らかの形で依存している)状態を示す言葉です。

プロジェクトの依存関係は、同じスキーマの中で相互に影響し合うすべてのプロジェクトにとって大きなリスクだと考えることができます。なぜならば、いずれかのプロジェクトが期待される結果を適切に提供できなければ、そのスキーマのすべてのプロジェクトに影響が出るからです。

2つ以上のプロジェクトが相互に依存している状況を紹介します。

  • 他のプロジェクトが終了(または開始)するまで、または他のプロジェクトの特定の成果物の準備ができるまで、あるいは他のプロジェクトの1つまたは複数のタスクが完了するまで、開始できないプロジェクトがある。

  • サブプロジェクトで構成されたプロジェクトがある。

  • 複数のプロジェクトと製品で推進されるプログラムがある。

ソースとターゲット

依存を作成するには、次の要素が必ず必要です。

  • ソースは、データの送り元となるものです。依存のソースは、プロジェクトかタスクです。

  • ターゲットはデータの送り先です。依存のターゲットは、常にタスクです。

システム管理者が"依存とコネクション作成"オプションをオンにしており、ソースオブジェクトとターゲットオブジェクトの組み合わせが以下のいずれかである場合、依存の作成時にコネクションが自動的に作成されます。

  • ターゲット = プログラムのタスク、ソース = プログラムあるいはプログラムのタスク、製品あるいは製品のタスク、プロジェクトあるいはプロジェクトのタスク、ビジネスケースあるいはビジネスケースのタスク

  • ターゲット = 製品のタスク、ソース = 製品あるいは製品のタスク、プロジェクトあるいはプロジェクトのタスク、ビジネスケースあるいはビジネスケースのタスク

  • ターゲット = プロジェクトのタスク、ソース = プロジェクトあるいはプロジェクトのタスク、ビジネスケースあるいはビジネスケースのタスク

  • ターゲット = ビジネスケースのタスク、ソース = ビジネスケースあるいはビジネスケースのタスク

警告

契約は常に、ターゲットオブジェクトから作成します。

設定

プロジェクトあるいはそのタスクをソースとして使用するかどうかは、プロジェクト管理ダイアログボックスのプロジェクトレベル(ソースオブジェクトフィールド)で定義します。

依存タイプ

Sciformaでは、次のタイプの依存関係を作成することができます。

Project_to_task.png

プロジェクト-タスク

プロジェクトからタスクへの依存は、プロジェクト全体(依存のソース)がターゲットプロジェクトにタスクとしてインポートされる場合です。

Task_to_task.png

タスク-タスク

タスクからタスクへの依存は、プロジェクトのタスク(依存のソース)がターゲットプロジェクトに別のタスクとしてインポートされる場合です。

注記

依存状況はターゲットレベルで作成する必要があります。

マッピングタイプ

Sciformaでは、2種類のマッピングタイプを提供しています。

  • イメージ – ソース(プロジェクトまたはタスク)の情報をガント上にシンボルで表示しますが、ターゲットタスクと連携はしません。このマッピングは、情報提供を目的としています。

    Mapping_Image.png
  • コピー – ターゲットタスクはソースデータを忠実に反映します。ターゲットタスクは、オーバーライドされます。ソース(プロジェクトあるいはタスク)はターゲットタスクに直接影響します。

    Mapping_Copy.png