リソース平準化ダイアログボックス

リソース平準化ダイアログボックスを使って、リソースを自動的に平準化することができます。

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Sciformaでは次の基準で過剰割り当てリソースの平準化を行っています。

  • プロジェクトの平準化優先度 - プロジェクトに設定する平準化優先度は、最も優先度の高い0から最も優先度の低い1,000,000,000までの間で設定できます。デフォルトで設定される平準化優先度の値は50です。

  • タスクの平準化優先度 - プロジェクトの次にタスクの平準化優先度が考慮されます。タスクの平準化優先度に設定される値は、通常はプロジェクトに設定された平準化優先度と同じになります。タスクの優先度が同じ場合は、クリティカルパスに対する影響、プロジェクトの終了日に対する影響が最も小さくなるよう平準化を行います。

  • プロジェクト終了日に対する影響が最小:

    • フリーフロートのあるタスク

    • トータルフロートのあるタスク

    • クリティカルタスク

    • ネガティブフロートのあるタスク

Sciformaでは、プロジェクトマネージャがスケジュールを簡単に計画できるよう、一連の平準化オプションを提供しています。組織の要件を満たすスケジュールを計画できるよう、いくつものオプションを利用できます。

タスクの遅れの削除

リソースの自動平準化を行う前に、既存のすべてのタスク遅延設定を削除します。

クリティカルチェーンタスク固定日の削除

平準化の前にクリティカルチェーンの固定日をクリアします。このボックスをチェックしないと、クリティカルチェーンタスクは平準化操作では移動しません。ボックスをチェックした場合、クリティカルチェーンタスクも必要に応じて移動します。

残ったずれの削除

リソースの自動平準化を行う前に、手動あるいは自動で挿入されたタスク間のギャップを削除します。

平準化の前にベースライン10を保存

リソースの自動平準化を行う前に、平準化後のスケジュールを現状と比較できるよう、現在のスケジュールをベースライン10として保存します。

時間スケール

自動平準化処理の最小時間単位を指定します。

タスク分割を許可

次のオプションがあります。

  • すべての割り当てをまとめて移動 – リソースが割り当て超過の場合、すべての割り当て分をまとめて移動します。

  • 割り当てを個別に移動 – 超過している割り当て分だけを移動します。

日付間で平準化

タスクを平準化できる期間を限定します。このオプションは長期のプロジェクトで不確定要素が多い場合に、特に役立ちます。

労働時間を延長する

このオプションは、平準化の影響を最小限にとどめるのに非常に有効です。過剰割り当ての許容範囲を設定することで、重要なタスクを遅延せずにスケジュールを調整することができます。

カレンダーのずれを優先

過剰割り当てタスクを移動する際、割当てカレンダーの休日を尊重するかどうかを指定します。通常はタスク分割を許可オプションと一緒に指定し、タスクの作業を別のタスクのギャップに埋め込むことを許可します。時間スケールで設定した時間単位が考慮すべき時間単位となります。またこの設定は、平準化の際に使用する最小時間単位としても使用されます。割り当てカレンダーの休日を尊重せずにリソースを平準化する場合はクリアします。

ヒント

結果に満足できない場合に元に戻せるよう、忘れずにプロジェクトをロックしてください。