クリティカルチェーンの定義

Sciformaでのクリティカルチェーンの計算では、できる限りタスクとリソースの依存性を考慮します。したがって、クリティカルチェーンを計算する際にリソース競合も解消する必要があります。

クリティカルチェーンの定義コマンドを実行すると、リソース競合の解消ダイアログボックスが表示されます。

Define_Critical_Chain_Resolve_Resource_Contention.png

平準化の前

平準化の前にベースライン10を保存オプションを選択すると、リソース競合を解消する前に現在のプロジェクトスケジュールをベースライン10に保存します。これにより、自動平準化後のプロジェクトスケジュールをベースライン10と比較し、自動平準化の影響を確認することができます。

平準化するリソース

システム内に登録されたすべてのリソースを対象とするか、条件に合うリソースだけを対象とするフィルターを使うかを選択できます。

オプション

時間スケール

自動平準化処理の最小時間単位を指定します。

労働時間を延長する

このオプションは、平準化の影響を最小限にとどめるのに非常に有効です。過剰割り当ての許容範囲を設定することで、重要なタスクを遅延せずにスケジュールを調整することができます。

カレンダーのずれを優先

過剰割り当てタスクを移動する際、割当てカレンダーの休日を尊重するかどうかを指定します。時間スケールで設定した時間単位は、リソースの平準化で使用する最小時間単位という通常の機能に加え、割り当て超過のタスクに適用するギャップの大きさとなります。