財務ワークスペース

財務ワークスペースには、選択したプロジェクトのすべての財務関連情報が表示されます。

重要

財務ワークスペースでは、システム管理者がシステム設定ワークスペースの予算/財務設定フォルダーで設定したオプションにしたがって、予算をコストあるいは工数で定義したコストセンターとして示します。ここでは、予算タイプを"コスト"としたビューをメインに説明します。

ホームページビュー

ホームページビューの目的は、次の2つです。

  • 選択したプロジェクトの主要な財務関連情報の提供

  • その他編集詳細ボタンから詳細なプロジェクト情報へのアクセスを提供

ナビゲーション

Navigation.png

上のスクリーンショットの各タイルのボタンからは、次のビューにアクセスできます。

  1. 予測ダイアログボックス

  2. ダッシュボード全画面ビューのコストタブ

  3. 予測ダイアログボックス

  4. 利得ダイアログボックス

  5. コストトランザクションダイアログボックス

  6. ワークパッケージダイアログボックス

  7. 契約ダイアログボックス

  8. ダッシュボード全画面ビュー

  9. スナップショット履歴ダイアログボックス

詳細指標セクション

詳細指標セクションには、プロジェクトの財務状況を評価する主要指標が表示されます。

マルチプロジェクト選択では、KPIは次のように計算されます。

  • ROI(投資利益率) – 選択したプロジェクトのROIの平均値です。ROIが100%以下の場合は、赤字で表示されます。

  • NPV(正味現在価値) – 選択したプロジェクトのNPVの合計値です。

  • ペイバック – 選択したプロジェクトのペイバックの平均値です。

また、実コスト残コストベースラインコストの連結値も表示されます。

ベースラインコストが総コストを下回る場合は、赤字で表示されます。

プロジェクト全体のコストと予算チャート

プロジェクト全体のコストと予算チャートでは、総コスト(あるいは調整後総コスト)、予測コスト(あれば)、予算利得の推移を確認することができます。

HomePageChartMono.png

財務項目

予算タイル

BudgetTile.png

予算タイルには、選択したプロジェクトの総予算( 直接予算 + 間接予算 - 委譲予算)が表示されます。

編集ボタンをクリックすると、予算設定ダイアログボックスが開きます。

コストタイル

CostsTile.png

コストタイルには、選択したプロジェクトの調整後総コスト(総コスト + インバウンドコスト - アウトバウンドコスト)が表示されます。

タイルには、次の指標が表示されます。

  • 緑の下向き矢印:総コストが予算合計を下回っていることを示します。

  • 緑のチェックマーク:総コストと予算合計が同じであることを示します。

  • 赤い下向き矢印:総コストが予算合計を上回っていることを示します。

詳細ボタンをクリックすると、ダッシュボード全画面ビューのコストタブが開きます。

予測タイル

ForecastTile.png

予測タイルには、選択したプロジェクトの予測コスト(リソース予測 + 費目予測 + トランザクション予測)が表示されます。

タイルには、次の指標が表示されます。

  • 緑の下向き矢印:予測コストが予算合計を下回っていることを示します。

  • 緑のチェックマーク:予測コストと予算合計が同じであることを示します。

  • 赤い下向き矢印:予測コストが予算合計を上回っていることを示します。

編集ボタンをクリックすると、予測ダイアログボックスが開きます。

利得タイル

SavingsTile.png

利得タイルには、選択したプロジェクトの利得合計(売上合計 + プロジェクト利得 + (請求不可)トランザクション利得)が表示されます。

編集ボタンをクリックすると、利得ダイアログボックスが開きます。

左パネル

コストトランザクションタブ

コストトランザクションタイルには、選択したプロジェクトのコストトランザクション数と総トランザクションコストが表示されます。

CostTransactions.png

選択したプロジェクトに問題のあるトランザクション(期限超過トランザクション、領域外トランザクション、タスク領域外トランザクション)が含まれる場合、トランザクションの数に赤いドットが付けられます。

その他(MoreHorizontal)ボタンをクリックすると、コストトランザクションダイアログボックスが開きます。

ワークパッケージタイル

このタイルは、選択したプロジェクトにワークパッケージがある場合にだけ表示されます。

WorkPackages.png

ワークパッケージ数、対応する予算とコストが表示されます。

編集(MoreHorizontal)ボタンをクリックすると、ワークパッケージダイアログボックスが開きます。

契約タイル

このタイルは、選択したプロジェクトに契約付きの階層コネクションがある場合にだけ表示されます。

Contracts.png

契約数、契約によって渡した予算とコストが表示されます。

その他(MoreHorizontal)ボタンをクリックすると、契約ダイアログボックスが開きます。

アラートセクション

アラートセクションには、気を付けるべき情報がすべて表示されます。

Alerts.png

次のクリティカルアラート(ArrowUpRed.png)が表示されます。

  • 総コストが総予算以下:差(%)

  • 総コストが総予算を超過:差(%)

  • 期限切れトランザクション (問題のあるトランザクション数)

次の警告(ExclaOrangeBackground.png)も表示されます。

  • 総コストが最新スナップショットを超過:差(%)

  • 予測合計が最新スナップショットを超過:差(%)

  • コストセンターに関連付けられていない要素があります。(金額)。詳細(ZoomGrey)アイコンをクリックすると、コストセンター概要がポップアップします。

  • ワークパッケージ総コストが最新スナップショット以下:差(%)

  • 領域外トランザクション (問題のあるトランザクション数)

  • タスク領域外トランザクション (問題のあるトランザクション数)

ダッシュボードビュー

予算タブ

予算タブでは、プロジェクトの予算とコストの潜在的なずれを確認することができます。

ビューの上にある表示期間ツールバーは、データを表示する期間と間隔を変更するために使用します。

予算スプレッドシート

このスプレッドシートでは、予算内に納まっているかどうかがすぐに分かります。

ProjectBriefBudgetSpreadsheet.png

選択したプロジェクトの各種予算(直接予算、間接予算、委状予算、合計)と対応するコスト(プロジェクトコスト、アウトバウンドコスト、インバウンドコスト、総コスト/調整後総コスト)が表示されます。

ヒント

表示される予算は、選択したプロジェクトの種類とコネクションによって変わります。

コストセンター(CostGrey)表示オプションをオンにすると、スプレッドシートはコストセンター別の直接予算が表示されます。

コストブレークダウンを有効にすると、工数とコストの両方のコストセンターが利用できる場合、入力されたままの工数(“定義通り”)と換算額(“コストとして”)のどちらを表示するかを選択できる工数表示(Layers)オプションが利用できるようになります。

予算と対応するコストの差(%)が色指標を使って表示されます。右下にある凡例(Legend)ボタンをクリックすると、色指標の凡例を見ることができます。

設定

色指標は、システム管理者がシステム設定ワークスペースの一般設定フォルダーの色指標タブのコスト設定で定義します。

予算チャート

チャート(Charts)表示オプションがオンの場合、次のチャートが表示されます。

ProjectBriefBudgetChart.png

ビュー上部のヒストグラムには、直接予算、間接予算、委譲予算、総コスト(または調整後総コスト)、予測コストの推移が表示されます。

コストタブ

コストタブには、コストセンター(CostGrey)表示オプションの状態にしたがって、異なるビューが表示されます。

  • コストセンターオフ – 予算とプロジェクトコストおよび予測コストを簡単に比較できるスプレッドシートが表示されます。

  • コストセンターオン – コストセンター別にブレークダウンされたスプレッドシートが表示されます。

ビューの上にある表示期間ツールバーは、データを表示する期間と間隔を変更するために使用します。

コストスプレッドシート(コストセンターオフ)

コストセンター(CostGrey)表示オプションがオフの場合、選択したプロジェクトの総予算と総コスト(あるいは調整後総コスト)と合計予測合計(リソース予測+費目予測+トランザクション予測)を比較できるスプレッドシートが表示されます。

DashboardsCostSpreadsheetCCOff.png

合計列には、選択した期間の合計値が表示されます。リソースコスト、費目コスト、トランザクションコスト行を展開すると、実績値と残り値を確認できます。

注記

契約タイプ機能が有効な場合、リソースコストは外部リソースコストと内部リソースコストに細分化されます。

次の色指標が提供されます。

  • 予算合計行の総コストと予算の差が強調されます。

  • 予測合計行の総コストと予測値の差が強調されます。

スプレッドシートセクションの右下の凡例(Legend)ボタンをクリックすると、色指標の凡例を見ることができます。

設定

色指標は、システム管理者がシステム設定ワークスペースの一般設定フォルダーの色指標タブのコスト設定で定義します。

コストスプレッドシート(コストセンターオン)

コストセンター(CostGrey)表示オプションがオンの場合、選択したプロジェクトのコストセンター別の直接予算とコストおよび予測コストを比較できるスプレッドシートが表示されます。

DashboardsCostSpreadsheetCCOn.png

合計列には、選択した期間の合計が表示されます。

次の色指標が提供されます。

  • プロジェクトコストセンター総コスト行では、プロジェクトコストセンターコストと直接予算の差が示されます。

  • 予測合計行の総コストと予測値の差が強調されます。

スプレッドシートセクションの右下の凡例(Legend)ボタンをクリックすると、色指標の凡例を見ることができます。

設定

色指標は、システム管理者がシステム設定ワークスペースの一般設定フォルダーの色指標タブのコスト設定で定義します。

コストチャート

チャート(Charts)表示オプションがオンでコストセンターがオフの場合、次のチャートが表示されます。

DashboardsCostsChartNoCC.png

このチャートでは、総コスト(または調整後総コスト)、予測コスト予算の推移を比較できます。

チャート(Charts)表示オプションがオンでコストセンターもオンの場合、次のチャートが表示されます。

DashboardsCostsChartCC.png

このチャートでは、コストセンター別の総コスト(または調整後総コスト)、予測コスト予算を比較できます。

財務ワークスペース(マルチプロジェクト)

マルチプロジェクト選択では、財務ワークスペースには2つのモードがあります。

viewmode_activetaskdetails22_md.png

概要

選択した各プロジェクトの主要な財務関連情報を提供します。

viewmode_activegridgeneric22_md.png

ホームページ

選択したプロジェクトの財務関連情報の累計値を提供します。

概要モード

概要モードでは、各プロジェクトをカードとして表示します。

MultiOverview.png

カードには次の情報が表示されます。

  • プロジェクトの種類と名前

  • 財務項目の値と指標(単一プロジェクトのホームページビューと同じもの)

  • プロジェクトに発生したクリティカルアラートと警報の数

  • フォーカスボタンを使い、対応するプロジェクトのフォーカスモードビューを開くことができます。

ホームモードページ

マルチプロジェクト選択のホームページモードでは、次の点を除いて単一プロジェクト選択のホームページビューと同じものが表示されます。

  • ビューに表示されるのは選択した複数のプロジェクトの合計値です。

  • スナップショット履歴ダイアログボックスは利用できません。

  • 予測を編集することはできません。

  • ワークパッケージと契約タイルは利用できません。

  • 予算ダイアログボックスのいくつかのコマンドは利用できません。